*続*先生、甘い診察してください




ぶっ飛び発言をした智也さんは軽々と私の体を持ち上げ、お姫様抱っこ。




「ちょっ……智也さんっ!!」

「さっ。行こうか」



そのまま智也さんに連行した。


後ろで彼方達の声がしたけど、聞こえないフリをした。







医院に到着したらしたで……。




「智也の馬鹿っ!!仕事はちゃんとしろ!!」


中に入って早々にお兄ちゃんの説教が飛び交った。





「って、あや!?何で……」

「攫ってきた」

「サボらせたの!!まーったく、お前という奴は」

「邪魔しないでねー。それと翔太くん、もうすぐ予約の人が来るでしょ」



智也さんって、究極のマイペース人間。




< 327 / 463 >

この作品をシェア

pagetop