*続*先生、甘い診察してください
番外編06
区切りと淡い想い
連れて来られたのは、例のごとく休憩室。
ソファーに体を密着させて座った。
「あやちゃ~ん。不安にさせちゃってごめんねぇ……」
ショボン、と。
智也さんは捨てられた子犬のような顔をした。
「い、いえ……。私も智也さんを不安にさせました。だから……お相子だと」
私も彼方とキスをした。
その時、智也さんも不安だったんだよね……。
正直、智也さんと夏依ちゃんがキスした事を知った時はショックだった。