*続*先生、甘い診察してください
当然、最初は先生に注意されていたが、智也さんは全く聞く耳を持たなくて。
そのうち先生は注意しなくなった。
それどころか……。
「あ、どうも。今日も瀬川のお迎えですか」
「はい~。早く会いたくて来ちゃったんです」
智也さんは先生と時折、仲良く立ち話をする事も。
「ほら、あやちゃん!早く愛しい彼のトコに行ってあげな!ほらっ!」
琉璃ちゃんに背中を押さえ、私はカバンを抱えて彼のそばへ。
「智也さんっ!」
「あ、あやちゃ~ん」
私を見るなり子供みたいに満面の笑みを浮かべ、私に抱きついてきた。
なんかこれって……幼稚園児と保護者みたい。