追いかけても追いかけても
学校からの帰り道由紀とブラブラ歩いていた。
「そういえば授業中のあれどうしたの?」
由紀が私が泣いていたことを聞いてきた。
「え?あー。あのね、夢で奏多が八代さんと付き合っていなくなっちゃって。怖くて名前呼んだら泣いてたみたい。」
「それさ、あゆが実際に不安に思ってるからそんな夢見るんじゃないの?自身持ったら?今の彼女はあゆなんだから!」
由紀が呆れたようにでも励ましてくれる。
でも、奏多がことあるごとに八代さんを目で追っているのは本当のことで。
私はそれに気づいてしまっているんだ。
「それに八代さん彼氏いるじゃん。たとえまだ奏多が八代さんを好きでもくっつくことはないでしょ。」
「うん。そうだよね!八代さんには彼氏いるもんね!」
そうだ。八代さんには彼氏がいるんだから大丈夫。