恋愛事案は内密に
試作室での一件でまだ体の熱は冷めそうにない。

自宅にむつみさんを連れ帰った。

「もうやめて……」

「やめませんよ」

試作室での行為であれだけでは物足りないに決まっている。

吐息にまじり、懇願してきた。

それなのに嫌がらない目をしている。

僕は果てさせるまでやめない。

「い、いやっ」

むつみさんの体が弓なりにしなり、やがてぐにゃりと落ちてゆくのと同時に僕も一緒に落ちる。

ずっとつながっていられたらいいのに。

そうすれば、むつみさんとずっと一緒にいられる。

落ちる瞬間、いつも思うことだ。

「どうですか。ご気分は?」

「もう、政宗さんったら」

うつぶせになり、枕越しに話しかけてきた。

「体に聞くのが一番ですからね」

そういうと、たくさん汗をかいた体をタオルで拭いてあげた。

「しばらく休んだら、またたっぷりかわいがりますからね」

ビクンと体が反応している。

「まだ、持ってるの?」

「むつみさんの反応がかわいいんでね」

「悪趣味ね」

「そういって、むつみさん、うれしいくせに」

そういうと、軽く口づけした。

まだ熱を保ったままの唇はさらに僕の気持ちを加速した。
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