あの頃の君へ
「ごめんなさいっ!!」
「へ……?」
「私、もう随分前から拓真くんの病気の事知ってたんです……っ、でも拓真くんから口止めされていてっ、…でもやっぱり貴方には、吉岡さんには伝えるべきでした…っ」
「森下さん……とりあえずあがって?冷えてきたし温かいもの入れるからさ」
それぞれ、色んなものを抱えていたんだ。
何もしてあげられなかったのは、私だけだ……
机に紅茶を置くと、ペコッと頭を下げて森下さんは話始めた。
「中学生の頃、私、拓真くんのことが好きだったんです。」