世界でいちばん、大キライ。
「そうだ! 今日店内落ち着いてるし、ちょっとおつかいしてきてくれる?」
「えっ? はい。構いませんけど」
目を細めて明るく笑い了はいつもの姿だ。
桃花は目をぱちぱちとさせて、そのいつもの了を見上げた。
『おつかい』だなんて、そんな頼まれごとほとんどしたことがない。
どんな用事だろうと桃花が了の言葉を待っていると、紙コップを3つ用意し始める。
「コーヒー3つ。届けてきて欲しいんだ。ランコントゥルに」
「え? 注文されてたんですか?」
「いや。これはお世話になってる差し入れみたいなもの。で、そのついでに、桃花ちゃん、ランコントゥルの焼き菓子とかチェックしてきてよ。女の子のセンスの方がいいと思うんだよね」
そう説明しながら、了はコーヒーを淹れる準備を始める。
〝ランコントゥル〟とは、ソッジョルノの目と鼻の先にある洋菓子店。
ケーキが人気の店だが、焼き菓子も美味しく、ソッジョルノはそこからお菓子を仕入れている。
了はさっき桃花に説明したように、最近仕入れ内容をそろそろ変えようかと思っていたので桃花の見立てに頼ろうと思って言ったことだった。
「ランコントゥルは三人いらっしゃるんですね」
「うん。ひとりは女の子だよ。その子にも人気のお菓子聞いてきたらいいかもね」
「わかりました。なるべく、すぐ戻りますね」
「ゆっくり見てきていいよ。俺もすこしずつ一人に慣れなきゃね」
不意な了の言葉に、すぐにうまく反応出来ずに固まってしまう。
了は言った後はすぐにコーヒーに向き合って桃花の顔を見なかった。それが敢えてなのかはわからない。
だけどすぐに、桃花は困ったように笑って小さく俯いた。
「えっ? はい。構いませんけど」
目を細めて明るく笑い了はいつもの姿だ。
桃花は目をぱちぱちとさせて、そのいつもの了を見上げた。
『おつかい』だなんて、そんな頼まれごとほとんどしたことがない。
どんな用事だろうと桃花が了の言葉を待っていると、紙コップを3つ用意し始める。
「コーヒー3つ。届けてきて欲しいんだ。ランコントゥルに」
「え? 注文されてたんですか?」
「いや。これはお世話になってる差し入れみたいなもの。で、そのついでに、桃花ちゃん、ランコントゥルの焼き菓子とかチェックしてきてよ。女の子のセンスの方がいいと思うんだよね」
そう説明しながら、了はコーヒーを淹れる準備を始める。
〝ランコントゥル〟とは、ソッジョルノの目と鼻の先にある洋菓子店。
ケーキが人気の店だが、焼き菓子も美味しく、ソッジョルノはそこからお菓子を仕入れている。
了はさっき桃花に説明したように、最近仕入れ内容をそろそろ変えようかと思っていたので桃花の見立てに頼ろうと思って言ったことだった。
「ランコントゥルは三人いらっしゃるんですね」
「うん。ひとりは女の子だよ。その子にも人気のお菓子聞いてきたらいいかもね」
「わかりました。なるべく、すぐ戻りますね」
「ゆっくり見てきていいよ。俺もすこしずつ一人に慣れなきゃね」
不意な了の言葉に、すぐにうまく反応出来ずに固まってしまう。
了は言った後はすぐにコーヒーに向き合って桃花の顔を見なかった。それが敢えてなのかはわからない。
だけどすぐに、桃花は困ったように笑って小さく俯いた。