brother teacher


キーンコーンカーンコーン……




「…か!穂香ったら!」


「へっ!?」


「なーにぼーっとしてるのよー!」


「ご、ごめん、気づかなくて」




なんか惹きつけられて



なんだったんだろうってそればっかりで



朝礼なんかあっという間に終わっちゃってた



あらき先生…目が合ったとき、なんか懐かしい不思議な感覚だったな



遠いのに目が吸い込まれて…



そりゃね、私だって女の子ですからかっこいいって思うよ!



でも、かっこいいってだけじゃなくて…よくわかんない




「もーしかしてっ、あらき先生?」


「!?な、なんで?違うよ?」


「わかりやすいな、穂香は」


「七世まで!」


「だって、百面相してる」


「えっ」



思わず頬を両手で隠す。



「なによなによ~一目惚れ?」


「だから違うって!」


「穂香、それが恋ってやつだよ!」


「だーかーらー!」



ガラガラッ



そんなやりとりをしていると、大きな音をたてて教室のドアが開いた。



「はーいホームルーム始めるよー!」



みんな一斉に席に着き始める。


原因を追求できなかったためか、咲羽は不服そうな顔をしながら席に戻っていった。





< 5 / 31 >

この作品をシェア

pagetop