brother teacher
キーンコーンカーンコーン……
「…か!穂香ったら!」
「へっ!?」
「なーにぼーっとしてるのよー!」
「ご、ごめん、気づかなくて」
なんか惹きつけられて
なんだったんだろうってそればっかりで
朝礼なんかあっという間に終わっちゃってた
あらき先生…目が合ったとき、なんか懐かしい不思議な感覚だったな
遠いのに目が吸い込まれて…
そりゃね、私だって女の子ですからかっこいいって思うよ!
でも、かっこいいってだけじゃなくて…よくわかんない
「もーしかしてっ、あらき先生?」
「!?な、なんで?違うよ?」
「わかりやすいな、穂香は」
「七世まで!」
「だって、百面相してる」
「えっ」
思わず頬を両手で隠す。
「なによなによ~一目惚れ?」
「だから違うって!」
「穂香、それが恋ってやつだよ!」
「だーかーらー!」
ガラガラッ
そんなやりとりをしていると、大きな音をたてて教室のドアが開いた。
「はーいホームルーム始めるよー!」
みんな一斉に席に着き始める。
原因を追求できなかったためか、咲羽は不服そうな顔をしながら席に戻っていった。