brother teacher
「えー、去年同様1組を担当することになりました高山夏希(たかやまなつき)です!」
やっぱり夏希先生が1組だったんだ!
夏希先生も1年生から一緒だから嬉しい!
「3年間一緒だった子も、今年初めての子も、進路で大変だろうけどしっかりサポートしていくからよろしくね!」
夏希先生は女性で若いけど、とても情の厚い先生!
生徒からの信頼も抜群!
ただ今にも生まれるんじゃないかってくらいお腹が大きい。
そう、夏希先生はお腹に新しい命が宿ってる。
「よーし、じゃああらき先生入ってきて!」
待ってましたと言わんばかりに、女子生徒の歓声が聞こえる。
ガラガラッとまた重たい教室のドアが開き、私はなぜか身構えた。
そう脳が指示したんだ、勝手に。
「朝礼でも紹介されたように、3年1組の副担任になったあらき先生よ」
あらき先生はただでさえ背が高いのに、教壇の高さでさらに見上げることとなった。
やっぱり、目、きれい…
なんか吸い込まれる…
「3年1組の副担任になりました、あらき…」
…!
また、目が合った!
これはまずいっ
恥ずかしくてすぐに顔をそむける。
先生は何事も無かったようにスッと目を逸らし、チョークを手に取り黒板にスラスラと綺麗な字を連ねていく。