あたしはお姉ちゃん、彼は弟。
「え…?ありがとうって…迷惑だっただろ…?」


颯真は焦りつつ言った。


あたしは首を横に振りながら答える。


「ううん…。確かに聞いた時はびっくりしたしどうしていいかわからなかった。でもね?誰からであろうとやっぱり『好き』って言われるのはうれしいよ…!」


あたしの言葉を聞いて颯真はホッとしていた。


「答え出たんだ…聞いてくれる…?」


颯真は寂しげな顔をしてうなずいた。


「あたしね…颯真は弟として大好きだった。生意気なところも…人の気持ちを優先してくれる優しいところも…。」


自慢の弟だったよ…?


「今日、颯真の話を聞いて…あたしは颯真のこと弟だったから…正直困った。」


「ごめん…。俺…」

颯真は悲しそうな顔をして言う。


颯真…そんな悲しそうな顔しないで…?


謝らないで…?


「あたしね…恋に落ちることって時間じゃないと思うんだ…。」


「…え?」


「告られる前は弟だったけど…告られた後はもう弟としてみれなくなってたの…。都合良すぎるかもしれないし…こんな短時間で?って思うかもしるないけど…」


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