あたしはお姉ちゃん、彼は弟。
「あたしと颯真は姉弟だよ…?なのになんで…?」


勝手に口が動いた。


そして…勝手に涙が流れた…。


「夏依…ごめん…。夏依を困らせたくて言ったんじゃないんだ…。」


わかってる…。


颯真は生意気だけど、人の気持ちを一番に考えれるいい子だから…。


「俺の話聞いてくれる?」


あたしは静かにうなずいた。


「長くなるかもしれないけど…」


いいよ…。


長くなったっていい。


颯真の話を聞いたら、あたしはどうしたらいいかわかるはずだもん…。


「俺は小6くらいに自覚したんだ。夏依が好きだって。」


小6!?


3年も前じゃない…。


「それまでも夏依のことは好きだったけど、お姉ちゃんが好きっていう家族愛みたいなんだと思ってた。」


あの頃は…颯真はあたしのこと『お姉ちゃん』って呼んでたよね…。


「夏依が中学入って男と話してるのをたまたま見た時に…嫉妬したんだ…。で、夏依が姉としてじゃなく好きって気づいた。」


そうだったんだ…。


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