思いよ、とどけ
神様、神様。


ごめんなさい。


和美ちゃん、ごめんなさい。


「おい、浩太、どうしたんだよ…そんなに惚れたのか?」


「…………和美ちゃん…」


「浩太!お前、何してんだよ…」


「ごめん、先、帰っといて…」


ほっぺには涙が伝ってる。


僕の事を覚えていない、和美ちゃんへ


どうか、いつか、いつでもいい。


僕を思い出して、憎んでください。
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