姫は冷血王子の所有物
そんなこんなで、コンビニを出た私たちは、そのまま私の部屋に行くことになってしまった。
そして、今に至るわけである。
ーーーーー・・・。
「あの、部長?」
「ん?どうした??」
「いえ。何も…。」
この人には何を言っても無駄。それは今日わかったこと。
(こうなったら、とことん飲んでやるっ‼︎)
やけ酒覚悟で、目の前にあるチューハイを飲み干す。
「おぉ。いい飲みっぷりだな。」
(誰のせいだっ‼︎)
「にしても意外だったな。まさか高坂がつまみ好きだったなんて。」
「は?」
つまみ??
なんのこと??
「あれ?お前がこれがいいって言ったんだろう?」
部長が指したのは、目の前に広げられたつまみの袋。
おつまみセットとか言って、すごい種類のつまみが入っている。
「え、これって部長が買ったんじゃ…。」
「いや、お前が食べたいって言ったんだろうが。」