姫は冷血王子の所有物
「うぅ〜っ。眠い…。」
散々醜態をさらした挙句、すごい眠気が襲ってきた。
そして、そのまま床に寝転ぶ。
「おい。風邪ひくぞ?」
「いいれす。もう明日ゎ会社休みますからぁー…。」
だんだん眠気が増してきて、そのまま目を閉じる。
すると、頬に冷たい感触が。
驚いてパチリと目を開けると、そこにいたのは私の頬に手を当てる部長の姿。
「?」
意味がわからなくて、しばし沈黙。
けれど、部長の手が酔った体に心地よくて、そのまま部長の手に自分の手を重ねる。
「…お前、無防備だな。」
「…はぃ⁈」