姫は冷血王子の所有物


というわけで、ただいま7時。








私はーーー会社です。










はい、残業になってしまったのです。











「あの鬼部長…。こんなに回さなくてもいいのに…。」









(ま、いっか…。遅れられるなら、合コンの時間も減るわけだし。)










「鬼部長で悪かったな。」











「ひっ⁉︎」










突然頭上から声がして、慌てて振り返る。









「ぶ、部長…。」











そこにいたのは、紛れもなく部長で。











(この状況…前にもあったような…。)










あれ?デジャブ??


< 56 / 143 >

この作品をシェア

pagetop