姫は冷血王子の所有物
というわけで、ただいま7時。
私はーーー会社です。
はい、残業になってしまったのです。
「あの鬼部長…。こんなに回さなくてもいいのに…。」
(ま、いっか…。遅れられるなら、合コンの時間も減るわけだし。)
「鬼部長で悪かったな。」
「ひっ⁉︎」
突然頭上から声がして、慌てて振り返る。
「ぶ、部長…。」
そこにいたのは、紛れもなく部長で。
(この状況…前にもあったような…。)
あれ?デジャブ??