姫は冷血王子の所有物
「なんか言いました?」
「いや、なんでもない。」
「?」
今日の部長…なんだか変だ。
何かあったのだろうか?
「ほら。早く仕事しろ。お前そのペースだと明日になるぞ。」
「なっ⁈」
やっぱり気のせいだ、気のせい。
こんなに悪態つけれる元気あるんだもの。
「とっとと終わらせてやりますよっ‼︎」
あまりにもカチンときて、部長に向かって少し大きめな声で言ってやった。
けど、私は気づいてなかったんだ。
この時、部長が悲しげな目をしてたことにーーー