食卓
時間が止まる。
「…」
「…」
ママは時計を見て、
ため息をついた。
父親は、咳払いをひとつ。
私は鮭をつついた。
父親の目が、私をとらえる。
【なんか言えよ】
私は目をそらす。
【あんたの仕事。夫でしょ】
父親はため息をつく。
「…なぁ、幸子?」
ママは、笑顔で父親の方を見た。
「なぁに、あなた」
「…ミサキはなぁ…
もう…帰ってこない…んだ」
ママは、首をかしげた。
「…??」
父親は、意を決したように
口を開いた。
「ミサキは…死んだんだ」
「…」
「…」
ママは時計を見て、
ため息をついた。
父親は、咳払いをひとつ。
私は鮭をつついた。
父親の目が、私をとらえる。
【なんか言えよ】
私は目をそらす。
【あんたの仕事。夫でしょ】
父親はため息をつく。
「…なぁ、幸子?」
ママは、笑顔で父親の方を見た。
「なぁに、あなた」
「…ミサキはなぁ…
もう…帰ってこない…んだ」
ママは、首をかしげた。
「…??」
父親は、意を決したように
口を開いた。
「ミサキは…死んだんだ」