キスの続き
「・・・まだ諦められてなくて良かった。」

彼はホッとしたような顔で笑うと、またコツンと額を合わせて言った。

目を閉じて、祈るように。

「好きだ、瑞季。たぶん、もうずっと。あのキスの前から」

「・・・颯太」

その頬を少し撫でたあと、私は彼の名前を呼びながら体を起こした。

見上げる彼に軽くほほ笑んで見せてから、

彼の肩をトン、と優しく押す。

今度はあっさりと、畳に仰向けになった彼の両肩に手を添えて、顔を近づけた。

私の気持ちは、このキスが終わってから伝えることにしよう。


『キスの続き』 End.

< 5 / 5 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

きなこ語り~キスの前、キスの後~

総文字数/21,945

恋愛(純愛)16ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
言葉にはできないけれど。 あなたが幸せなら、 わたしも、幸せ。 ちゃんと、伝わってると良いな。 大好きなあなたに。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ 見守る語り部 小原 きなこ(オハラ キナコ 雑種ネコ ♀ 推定7歳) ✖️ 悩める飼い主 小原 瑞季(オハラ ミズキ 24歳) ✖️ 動き出す幼馴染 真野 颯太(マノ ソウタ 27歳 ) ・・・・Short story(予定)・・・・ 2015.5.3 start 更新遅め。 加筆修正しながら書いています。 未熟者ですみません。 参考作品「キスの続き」がありますが、 こちらの作品、単独で読めるようにする予定です。 本棚in、読んでくださった方に感謝。 ありがとうございます。
耳に残るは

総文字数/24,278

恋愛(オフィスラブ)15ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
残るのはあなたの声だけ。 ささやきも、笑う声も、私の名前を呼ぶ声も。 すべてを刻み込むから、 もっと聞かせて。 ***2014.7.29 start*** 普通の二人の、普通のお話。 ありそうでなさそう、でもありそう!な胸キュン話を 目指して書いています。 お暇つぶしに、どうぞ読んでいってください。 本棚inしてくれた方、チラッと見てくださっている方、皆様に感謝です。 気まぐれ・不定期更新の予定 不慣れで、加筆修正しながら書いてます。 ごめんなさい。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop