スヴィエート王国
これじゃまるで、お別れを言いに来たみたいなものじゃない…。
そんなの嫌!!
「おねが………」
「リズ!!!!」
パパが叫んだその瞬間、私の視界は真っ暗になった。
何かヌルヌルした感触のものが、私の背中にある。
「リズーーー!!!!」
パパが私の名前を叫ぶ。
それを聞きながら、私の意識は遠のいていった…。
しばらくして、私は変なうめき声を聞き、目を覚ました。
どうやら私は、冷たい、湿った床で眠っていたようだ。
寝ぼけているようで、まだ頭が回転していない。
辺りを見渡すと、まだ薄暗く、赤い光が窓からさしている。
この異様な光景に、私はハッとした。
「……あれ?…パパ?…ママ?」
一瞬にして、私は、自分が眠った後に起きた事を理解した。