スヴィエート王国
私の目の前に散らばる、本や割れた食器。
棚はどれも傾いていて、窓ガラスは割れていた。
「うそ……」
これは冗談では済まされない。
近くにある、割れた食器に触れようとした時、床についた手が、ヌルッとした液体に触れた。
「きゃっ!!」
慌てて元の態勢にもどる。
手に付いた何か。
それを確認したくて、私は顔の近くに震える自分の手を持ってきた。
暗くてよく見えなかったけど、この生臭い匂いは…。
「……血?」
全身に鳥肌が立った。