赤い扉(ホラー)
「けど、急に机が落ちたりするかな」
りえが、震える声を必死に抑えてそう言う。
そういわれると、誰も返事は出来ない。
「え?」
一瞬、国方は自分の目を疑い、疑問符を吐き出した。
ここは地下室、電気は自分たちのいる廊下にしかついていなくて、教室にはついていない。
では、今一瞬見えた教室の中の影は……?
「どうした?」
サヤカが聞きながら、国方の見ている方へ視線を移す。
そして、また一瞬、けれどはっきり見える長い髪の女の影。
次の瞬間、五人全員、悲鳴を上げて地下室から駆け上がることとなった。
りえが、震える声を必死に抑えてそう言う。
そういわれると、誰も返事は出来ない。
「え?」
一瞬、国方は自分の目を疑い、疑問符を吐き出した。
ここは地下室、電気は自分たちのいる廊下にしかついていなくて、教室にはついていない。
では、今一瞬見えた教室の中の影は……?
「どうした?」
サヤカが聞きながら、国方の見ている方へ視線を移す。
そして、また一瞬、けれどはっきり見える長い髪の女の影。
次の瞬間、五人全員、悲鳴を上げて地下室から駆け上がることとなった。