木こりの娘はプリンセス?
ダンスをしながらちらっと見た光景に、ジャック先輩は案外良い人なのかもしれない。

そう思ったのもつかの間・・・

彼はダンスの相手が変わる度にキスをしているようで、やっぱりただの女たらしだったようだ。

聞いた話では、彼女がいる間は浮気はしないらしい、しかし交際期間が1か月ともったためしがない。

そんなに短い期間しか付き合ってないんなら浮気なんてしてる暇はないよね。

そんな事を考えながら踊っていると、

「君は本当にダンスがお上手ですね。先ほど拝見した時は、まるで美しい花の妖精が踊っているようだった。

よろしければ、この後もダンスのお相手をお願いしたいのだが・・・」

急にそんな事を言われて私はビックリする。


エレノア様と一緒に居たのだから、てっきりお付き合いをされているのかと思っていたのだ。


『そんな、エレノア様とお付き合いされているのでは?』

「ハハッ そんな風に見えたかい?
彼女とは家同士の付き合いがあってね、親は私たちが結婚してくれればと思っているようだが、エレノアはルイスの事が気になっているのさ。」

『兄の事が?そうでしたか・・・』

「僕と付き合ってみてはどうかな?

僕が言うのもアレだが、君の兄は随分と君にご執心のようだ。
最近では兄妹で付き合っているのではないか?という噂も立ち始めている。

噂を払拭する為にも一度男性と付き合ってみるのも良いかもしれないよ?」

『私と兄の事をそんな風に・・・
少し考えてみます。』

「僕との事を前向きに考えてもらえると嬉しいね。
君は本当に美しい女性だからね。」

『はぁ・・・』


少しすると曲が終わったので私はダンスを止めて、ドリンクを飲んでいるクレアたちの所に行くことにした。

『お相手をしてくださりありがとうございました。
私は友人の所へ戻りますので・・・失礼いたします。』


私はクレアの元に行くと同じドリンクを貰い、クレアに相談することにした。
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