愛なんてない



「い、いいじゃないですかっ! わたし……これでもちゃんと家事は出来るんですからっ!!」


ぷうっと膨れたわたしを見た京は、プッと噴き出してくっくっと必死に笑いを堪えてたし!


「望月……顔がダルマガエルそっくり」


か……か……カ·エ·ル~~っ!?


わたしはますます頬が膨らみ、風船みたいにパンパン。


「京、ひどいっ! わたし仮にも女の子なのにダルマガエルってなによ~~!!」


腹が立ったからささやかな復讐のため、京のカップめんをちょっと食べてあげた。



< 289 / 412 >

この作品をシェア

pagetop