愛なんてない



「バカ、しっかりしなさい! あんたがそんな事で弥生ちゃんを護れるの!? 私は救急車を呼ぶから、とにかく弥生ちゃんをアパートに入れて暖めるのよ!」





里美の叱責で、俺は少しだけ目が覚めた。




弥生……弥生。




「ごめんな……寒いよな。今あっためてやるからな」




俺は里美に言われた通りに弥生を抱き上げ、アパートに入れてありったけの毛布を出した。



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