小説家
《フフッ。でもなんていったってその人、超超超イケメンなのよ!》

…出た。

そのふわふわで陽気な雰囲気からは想像できないイケメン好き。

《この前先生雑誌で見たとき、一目惚れしちゃって♡》

ほんと、人は見た目によらないよなあ

《へ、へえ》

容姿は別にどうでもいいんだよなあ

《あ、話ずれちゃったわね。とにかく、それ、読んでみて?》

《あ、じゃあ借ります!ありがとうございます!》

ー「少年Pの冒険新書」


凄く、面白かった。

いや、初めてこんなに胸が熱くなるものを読んだ。

凄い。




それから、私は先生の持っている榊悠の小説をすべて借りて読んだ。

どれも面白く 、私はいつしか自分の手で榊悠の小説を買うようになっていた。
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