カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
再会した場所は同窓会であるが・・・


「藤堂社長、私達…婚約は解消しました」


俺は話す前に莉那が婚約解消を切り出した。


「それは本当なのか?遊佐課長」


「はい。申し訳御座いません。折角社長から直々に祝福の言葉を頂いたのに」



社長と俺達の間に気まずい空気が雪崩れ込んだ。


「俺達は少し失礼します」


俺は莉那と一緒に広間を出た。


周囲の視線も痛く、このまま二人でエスケープしたい。





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