カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
逸希は私をリビングに案内した。


逸希はキッチンに立って、簡単なオードブルを作る。


私は猫じゃらしで珠子と遊んだ。


「出来たぞ」


逸希はワインボトルとグラスを2客テーブルに置く。


「手、手伝おうか?」


「いいよ。お前はお客様。珠子と遊んでやってくれ」



逸希はキッチンに戻り、オードブルを持って来た。白い皿の上にはトマト、生ハム、チーズが順番に並んでいた。


オリーブオイルの香りが漂うイタリアンな料理。


「冷蔵庫の中にあった残り物を並べただけだ。すまない」



「でも、美味しそう」


「割り箸持って来る」

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