カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
私に弱音を吐く逸希。

彼は完璧だと思ったけど、意外とネガティブな一面もある。


「私達の今の関係ってとってもいいかも」


「んっ?」


「こうして、逸希が私に本音を言ってくれるから…。逸希は完璧じゃないんだよね」


「完璧な人間なんて居るかよ・・・」


逸希は私の膝の上で寛いでいた珠子を抱っこする。


「珠子、莉那の膝は俺のモノだ!」


逸希は猫相手に本気で怒った。


「逸希ってば…相手は猫よ」


「猫でもコイツはオスだ」


オス猫相手に何も起こらないと思うけど。逸希は独占欲も強い。


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