カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
二人で腹ごしらえをして、再び仕事を再開させて、20時までには終わらせた。


「終わったな」


「うん」


二人でハイタッチで仕事の終了を喜び合う。


重なった両掌。


そのまま、逸希は私の指に指を絡め合わせて来る。


「逸希!!?」


「借りはカラダで返す」


「えっ!?」


私は見る見るうちに壁際に追い込まれ、カラダを押し付けられた。


「抵抗しないと所を見ると、少しは期待してんだ」


「期待なんてしてないわよ。急だったから・・・」


逸希の足が私の足の間に入り込んで来る。



「逸希…」


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