カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
「私が相席をお願いしたばかりに、高木さんは気を悪くしましたね」


樋渡係長は私に謝った。


「前空きましたし、どうぞ」


「あ、そうですね」


樋渡係長は高木さんの座っていた席に座り直して、みそ汁を啜った。


「私は高木さんに嫌われてるのかな?」


「私達の話訊いてました?樋渡係長」


「少しだけ、訊きました。私は高木さんにとって苦手なタイプのようです。午後から仕事をお願いしようかと思いましたが…」



「そのまま仕事を頼んであげて下さい」


「しかし…」


「苦手なタイプだからと言って、上司の命令を部下が拒否るなど言語道断」





< 215 / 335 >

この作品をシェア

pagetop