カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
逸希にとって私はカラダの一部。


私にとっても逸希は同じだ。


奥の寝室のダブルベットで肌と肌を絡め合わせる。濃密なキスを交わし、逸希の唇がスーッと首筋に這っていく。



「んんっ・・・」


私の喉奥からは言葉にならない艶やかな声が漏れる。


「可愛い声…莉那ってそんな声で啼くんだな」


逸希の引き締まった胸板に抱かれ、私達は一線を越えた。


逸希と私はカラダの一部を繋げ合わせる。


彼の熱い杭が深く私の中へと押し込まれていった。やがてその杭は私の中で激しい脈動を打ち、存在感は増していく。


何度も抜き挿しされ、私を絶頂へと導いた。


カラダに心地の良い快感が波打つ。



私は逸希の腕の中に抱かれていた。



「臆病な自分が恨めしい…」


「逸希?」


「…莉那にちゃんとあの時キモチを伝えれば良かった…一晩だけじゃ足りないよ」

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