カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
お母さんが仲介に入り、話は終わった。


でも、部屋に帰ると逸希は話を蒸し返し始める。


「いいから…断るんだ!莉那」


「嫌よ!!私だってまだ…仕事を続けたいの・・・」


「なら、俺が他の会社を斡旋してやる」


「『ブラックベリー』のような大手の会社にコネあるの?」


「それは…ないかもしれないけど。でも…一言ぐらい俺に相談しろよな」


「逸希には相談出来ないわ」


「どうしてだ?莉那」


「…逸希が私に隠しゴトするからよ!」


「俺がいつした?」








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