スイートな御曹司と愛されルームシェア
「ちょっと、あなた失礼じゃないのっ」
「それとも中身は外見と一八〇度違ってそそられるとか?」
創太が咲良の顎をくいっと持ち上げた。
「何するのよっ」
咲良が創太の手を払いのけると、彼は興味のなさそうな口調で言う。
「やっぱり違うな。あんたみたいな色気のかけらもない女にあいつが本気になるとは思えない」
「し、失礼ねっ。私と翔太くんは、あなたなんかに想像もできないような固い絆で結ばれているんだからねっ」
「ほう」
創太が目を細めた。
「ならば、あんたはまんまと楢木にたらし込まれたってことか。さすがだな。楢木にはそのテクニックで、次は株主企業の社長令嬢を落としてもらいたいものだ」
「な、んの話?」
創太の意味深な笑みに、咲良の胃の辺りがまた冷たくなり、その冷気がじわじわ全身へと広がり始める。
こんな男の話にこれ以上付き合っちゃダメ、さっさと家に入りなさい、と脳が警告を発するのに、その冷気にとらわれてしまったかのように足がすくんで動かない。退職するしかなかったはずの自分がそうせずに済んだという事実から、創太の話を頭から否定することができなかったのだ。
「それとも中身は外見と一八〇度違ってそそられるとか?」
創太が咲良の顎をくいっと持ち上げた。
「何するのよっ」
咲良が創太の手を払いのけると、彼は興味のなさそうな口調で言う。
「やっぱり違うな。あんたみたいな色気のかけらもない女にあいつが本気になるとは思えない」
「し、失礼ねっ。私と翔太くんは、あなたなんかに想像もできないような固い絆で結ばれているんだからねっ」
「ほう」
創太が目を細めた。
「ならば、あんたはまんまと楢木にたらし込まれたってことか。さすがだな。楢木にはそのテクニックで、次は株主企業の社長令嬢を落としてもらいたいものだ」
「な、んの話?」
創太の意味深な笑みに、咲良の胃の辺りがまた冷たくなり、その冷気がじわじわ全身へと広がり始める。
こんな男の話にこれ以上付き合っちゃダメ、さっさと家に入りなさい、と脳が警告を発するのに、その冷気にとらわれてしまったかのように足がすくんで動かない。退職するしかなかったはずの自分がそうせずに済んだという事実から、創太の話を頭から否定することができなかったのだ。