スイートな御曹司と愛されルームシェア
「うちは、今後、英進会ゼミナールのフランチャイズになることにした」
「英進会ゼミナール……」
それは日本の塾業界で大手とは言えなくとも、十本の指には入る有名進学塾である。
「どういうこと……?」
「果穂の伯父さんが、英進会ゼミナールの理事長なんだ」
「だから、うちを英進会ゼミナールのフランチャイズに……?」
「そう。創智学院は四月から英進会ゼミナール山田校になり、僕はここの塾長として残ることになった。咲良さんが担当している講義は、英進会ゼミナールの経営方針では、存続できないことになってしまった。申し訳ないが、咲良さんには今月末で講師の職を退いてほしい」
あまりにもひどい言葉をあまりにも淡々と言われて、咲良の理解が追いつかない。
「意味がわからないわ。英進会の方針って何?」
「少人数の採算の合わない講義は行わないってことだ」
「は? 何言ってるの? 私はまだこの塾の共同出資経営者なのよ。その私に何の相談もなく、何を勝手に話を進めているの?」
「それは……すまないと思ってる」
恭平の声が小さくなり、そこに苦悩するような響きを感じて、咲良はハッとした。
「私を切らなきゃいけない理由があるのね? 果穂さんのため?」
「英進会ゼミナール……」
それは日本の塾業界で大手とは言えなくとも、十本の指には入る有名進学塾である。
「どういうこと……?」
「果穂の伯父さんが、英進会ゼミナールの理事長なんだ」
「だから、うちを英進会ゼミナールのフランチャイズに……?」
「そう。創智学院は四月から英進会ゼミナール山田校になり、僕はここの塾長として残ることになった。咲良さんが担当している講義は、英進会ゼミナールの経営方針では、存続できないことになってしまった。申し訳ないが、咲良さんには今月末で講師の職を退いてほしい」
あまりにもひどい言葉をあまりにも淡々と言われて、咲良の理解が追いつかない。
「意味がわからないわ。英進会の方針って何?」
「少人数の採算の合わない講義は行わないってことだ」
「は? 何言ってるの? 私はまだこの塾の共同出資経営者なのよ。その私に何の相談もなく、何を勝手に話を進めているの?」
「それは……すまないと思ってる」
恭平の声が小さくなり、そこに苦悩するような響きを感じて、咲良はハッとした。
「私を切らなきゃいけない理由があるのね? 果穂さんのため?」