だってloveって苦手だもん…。
前の信号機が赤になりブレーキを踏んだ。
歩行者用の信号の青に従い人の群れが車の前をかまわず通過していく…。
バックミラーで自分の顔を恐る恐る見る。
酷い顔…。
メイクをはがすように涙の筋がまだ更にとめどなくあふれでる瞳から一粒二粒とこぼれおちてゆく。
バックシートのティッシュを手繰り寄せおもむろにまぶたを抑える。
(今日どこに泊まろう…。)
ビル街の中の横断歩道がチカチカと照らし点滅しているなか家には帰れないことを悟る。
時計をみると次の収録まで時間があった。