きみの声を聞かせて



「次、古典だねー!絶対眠くなるわー」



((うんうん。でもわたしはお腹の方が心配かも笑))



「あー私も!昼休みまで持つか心配」



((だよね!なんか2人に話したらホッとしちゃって、昨日の夜から何も食べてないからお腹空いちゃった))



「それはやばい!何か食べる?」



麻美はそう言って自分のカバンをガサゴソ探り始めた。



でもわたしはあと50分なら耐えられると思って手を横に振りながら麻美に示す。



「夏帆ちゃーーん!」



そんな時、教室のドアから渚くんに呼ばれた。



呼ばれた方に振り向くと、『いいって!』と言って焦っている翔矢くんとにこにこしている渚くん。



「ったく、分かったよ!ごめーん、夏帆ちゃん。何でもなーい!」



わたしはコクンと頷いた。



< 84 / 308 >

この作品をシェア

pagetop