eternal Lovers
「あはは、そんなことないよ~…って俺まだ、10代だ。」
「ほら~!全然若いですよ~!」
結局沈黙になってしまった。
こういう時って、あっちも気付くものなのかな…
黙ったまま家の方向に向かう。
いつの間にかバイト先のコンビニを通り越していた。
「そういえば…津川さん、最近朝、来てくれませんよね?」
「あ、ああ。最近、テスト前だから夜遅くまで起きてて、朝寝坊しちゃってるんだ。それで朝飯食わないで学校行ってる。」
「え~!!朝ご飯はちゃんと食べなきゃダメですよ!!それにあたし、すっごい気にしてたんですからね!!」
自分で言ってハッとした。
よくよく考えたら、あたし、津川さん来ないのが自分のせいだと思ってたんだ。
「それって…俺のせい?」
「………たぶん。」
気付くとあたし達はあの神社に近づいていた。
「たぶんって…。」
あたしはまた沈黙を続けた。
この際、神社に着いてから言った方がいいだろう。
歩きながら大事なことって、話した気にならないし。
そのまま2人で並んで歩いていくうちに神社に辿り着いた。
「あの…ここで話してもいいですか?」