Kiss of a shock ~涙と~
怖くて、身体が震えてくる。


どうしよう、誰か・・・。


「ついでにさぁ・・・。」


背中に壁があたると、万理香の後退はさえぎられてしまった。


ずいずいと男たちがにじり寄ってくる。


そして、そのうちのひとりが、万理香の耳元で囁くように言った。


「気持ち良いことも・・・、してやるよ。」


「い、いやっ!!!」


万理香は声を上げて男を突き放した。


「ち、ち、近寄らないで!」


警察、警察!!!!


万理香はスマフォのパスコードを入力しようと、指先を動かすために画面に視線を向けた。
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