Kiss of a shock ~涙と~
手が、手が震える。


「そんなに怯えられると、余計に愉しいんだけど。」


そう言って、くっくとふたりが笑う。


冗談じゃない。


社長・・・健二くん!!!


「あっ」


スマフォがカタンと音を立ててアスファルトの上に落ちた。


にまにまと笑う男が「あ~あ」と声を上げた。


「逃げられないねぇ。」


「お前、マジ悪モンすぎ~。」


「超コウフンしてきたぁ。」


万理香は青褪めて、きょろきょろとあたりを見回した。


誰か・・・
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