Kiss of a shock ~涙と~
「彼の秘書よ、大島みどりさん。」


自分の名を言い当てられた驚きで、僅かに身じろぐ。


「本社の人事課にお勤めの方よね?彼にまた抱かれたいなら言うとおりにした方が懸命よ。」


「何で、あなたにそんな事言われなきゃならないのよ!」


それもそうだ。


陣内は微笑して、パソコンに顔を向けた。


「健二さん!」


ああ、戻ってきたのか。


そう思って振り返る。


健二は駆け寄る女に少しの視線を向けて、微笑んだ。
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