Kiss of a shock ~涙と~
女は心底驚いた顔をして、健二を見上げている。


さっきまでと変わらない優しい口調で


語りかけられる、信じられない言葉。


今の彼女の気持ちは分かる。


「陣内、パソコン立ち上げといて。」


「はい。」


健二がトイレに立ったのを見遣り、素早くパソコンを立ち上げてからその場でまだ呆然としている女に向かって言った。


「悪いことは言わないから帰りなさい、彼が戻ってくるまでにね。」


女は、当然かもしれないがカッと顔を紅くした。


「何よ・・・あんた!」





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