Kiss of a shock ~涙と~
頭を振って、現実に戻る。


「ったく・・・。」


もう、ずっと忘れていられたのに・・・今更。。


ため息をついて体を起こした。


着ていた服を脱ぎ捨てて、カーテン、それから窓を開ける。


ピチチと開いた窓から鳥のさえずりが聞こえ、冷たい風が入ってきた。


それで、何だかホッとした。


そういえば、じいちゃんの夢を見たのも・・・久しぶりだな。


15歳の時に死んでしまって、それからは墓参りにも行ってない。


正確には、行けない、のだが・・・。


がしがしと頭を掻いて、煙草を探してベッドの周りを見遣った。
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