Kiss of a shock ~涙と~
何かを言ったかと思うと、万理香の身体は


ぐいっとそのごっつい男の人に引き寄せられた。


ついでに、腕をつかまれていた男の手が離れる。


「な、何するんですっ」


全てを言い切る前に、万理香の唇から声が奪われた。


何が、起こったのか理解できない。


万理香は呆然と愕然と、目の前に映るものを見つめていた。


サングラス越しにその目が見える。


凛々しい瞳で、整った唇は万理香の唇とぴったりと重なって―。


・・・嘘-。

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