Kiss of a shock ~涙と~
鞄の中に、パスポートと財布を突っ込んだ。


携帯電話も入ってる。


後は、何も必要ない。


さぁ、行くぞ・・・って考えて10回目。


あいつが帰ってからもう軽く3時間は経ってる。


それなのに、足が動かないまま時間だけが過ぎていく。


健二と・・・女を取り合うなんか、絶対にできない。


どれだけ、考えたって、それだけは確かだ。


直人は、意を決して玄関の扉を開けた。


!!!!


「なっ!」


思わず身じろいで声を上げた。


「何でいるんだよ!?」
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