Kiss of a shock ~涙と~
扉をノックしようか、どうしようか・・・


考えているだけで時間がどんどん過ぎていく。


何の為に、戻ってきたんだって言われたら・・・そしたら何て答えたら良い?


迷惑だって、あんなにはっきりといわれたのに・・・。


私って諦めが悪すぎるのかもしれない。


けど、どうしても今、もう一度逢いたい。


もう一度顔が見たい。


もう一度声が聞きたい。


ガラッ


そんな自問自答をさんざ繰り返しているうちに、目の前でいきなり扉が開いた。


「きゃっ」


声を上げて、あっと息を呑んだ。


もう、何年も逢ってなかったみたいに感じる。


「何で・・・なんでいるんだよ!」


そう、怒鳴られてるのに、


「なおと・・・さん・・・。」


って、思わず呟いていた。
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