Kiss of a shock ~涙と~
勝手なことを言うこの人のことを、なおも愛していると、それでも感じている。

万理香は唇を噛んで俯いた。

傷ついて、癒される場所を探しながら、見つければ自分にその資格はないと責めるのね。

私が癒したいのはあなたしかいないのに・・。

それをあなたも分かっているのに・・。

私に、健二くんを愛せなんて、ひどいことを言うのね。。

「できません・・いくら、直人さんのお願いでも・・私は、私が愛しているのは直人さんだけですから。」

それに、健二くんにはあの秘書さんがいるもの。

ひとりじゃないって、気づいてないだけだわ。

この人もそう。

自分は1人で、ずっと苦しんでると思ってる。

傍にいる人からは目を背けて。

「自分を責めているのは、きっと・・健二くんも同じなんだと思います。」

きっとー
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