紅色に染まる秘密の恋(休筆中)

***

『…美味いな…この魚。
大根おろしもあるとは気が利くな。』

りとさんは美味しそうに

ご飯を口に運んだ。


私はそんな彼の表情を見ながら

お味噌汁をゆっくり啜った。


一緒に暮らしてから

私はこの時間がいつも大好き。


遥かに大人の男性に対して

面と向かって言えるセリフではないけど

食べている時の彼の顔は

本当に純粋な少年みたいで

見ているだけで私はいつも

幸せな気持ちになれる。


私しか知らない彼を見れたようで

優越感を感じてしまいそうになる。


『…おい、紅…箸止まってるぞ。
どうかしたか?
やっぱり気分悪いのか?』

私の箸の進み具合が遅いと思ったのか

りとさんがジッと私を見つめた。


「…あっ、いえ…何でもないです。
あの、このお惣菜…いつ食べても
やっばりおいしいです。」

私は何でもない事を強調した後

彼が買って来てくれた

私の大好きなエビ唐を口に運ぶと

その味をモグモグと噛み締めた。
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