紅色に染まる秘密の恋(休筆中)
「……あっ。」
彼にそんな事をさせちゃいけない…。
「…あっ、あの…私が…。」
慌てて立ち上がった私は
『洗います。』…そう言いかけて
シンクへと駆け寄った時
『…紅。』
スポンジに洗剤をつけたりとさんが
チラリと私に視線を向けて
『…そんなビクビクするな。
たまには俺がしてやるよ。』
と、言いながら食器を洗い始めた。
そして
『……それと、紅。
お前気づいてなかっただろうけど
メシの前に、俺への呼び方が
『武内課長』だったり
『りとさん』だったり
ゴチャゴチャになってたぞ?
会社では勿論…だけど
………家では切り替えてくれよ?』
と言って苦笑いをした。
……あっ、しまった!!
無意識ながらも
間違って口走っていた事を指摘され
「……ご、ごめんなさい!!」
慌てて私は謝ると
彼は食器を洗う手を止めないまま
『…これから気をつければいい。』
そう言ってくれた。