総長に恋したお嬢様
葵君の言動にやられてみんな笑顔で送り出した。

「相変わらずね〜…」

葵君たちが出て行った後、美樹はそう言ってうんざり!というふうに首を横にふる。

「ほんと…。真君も迷惑だろうね…」

私がそう言うと美樹がじっと見つめてきた。

「そういえばさ、前から聞こうと思ってたんだけど、
あの人たちとどういう関係なの?」

げ!!そういえば話してなかった…。

親友だし…隠し事はだめだよね。

「お昼に話すね、ちょっと長くなるし、
ここじゃ話しにくいから…」

そう言うと

「わかった」

と言ってくれて、私たちは席に着いた。
< 238 / 460 >

この作品をシェア

pagetop