学祭探偵ゲーム
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ついた!!
思い出の河原
私の初恋の場所―――
5歳のころチョコラが初めてうちに来たとき
私はチョコラが怖くて家を飛び出て道に迷ってここにたどり着いた
そん時
『どうしたの』
同い年くらいの男の子が話しかけてきたんだ
『迷子なの?』
『僕がいえまでおくっててあげるよ』
そういって男の子は私が泣きやむまでずっと一緒にいてくれた
でも結局帰り道がわからなくて二人一緒に迷子になっておまわりさんに発見された
名前はもう忘れてしまったけど
『いっぱい泣いていいんだよ。笑ってても泣いてても君が君でいることに変わりはないから僕は泣かないでなんて言わない』
って男の子が言ってたのを覚えてる
今頃どこで何をしているんだろう

ってそれより演技、演技!!

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「ねぇもし、もしもだよ私があなたにその体をあげっるって言ったらどうする?」

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「あなたが幸せになれるというなら私はそれで構わない」

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「彩夏ちゃんと幸せになってね」

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「大好きだったよ...」

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美香が入れ替わった幽霊星也と星也の好きな人彩夏が幸せになれるように
自分の体を星也にあげて自分は成仏しようとするシーン

自分がいればいつかは私と誠也が入れ替わり元に戻ることになる
元に戻ったら星也と彩夏は二度と一緒になれない
ならばいっそこのまま自分はいなくなったほうがいいのではないか

美香のそんな気持ちがよくわかる
役が体に入り込んでくる

私は美香!!

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「さようなら星也」

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